
長岡市が配布したクマの注意を呼びかけるチラシ=長岡市花園南1のWEST長岡店
県内は今秋、ツキノワグマの餌となるブナの実が「凶作」となり、クマ出没件数の増加が予想されている。長岡市は、秋の行楽シーズンに山へ入る市民も多いとして、「クマに遭わない・寄せ付けない」を目指し、被害防止や注意喚起の取り組みを強化している。
県が実施したブナの実の豊凶調査では、2年ぶりに凶作となる予測をしている。近年で凶作だった2019、20、23年は、長岡市内も秋以降にクマの出没件数が多くなった。9〜12月の件数は19年が110件(人身被害3件)、20年159件(2件)、23年70件(1件)。「並作」だった22年の18件、「不作」だった24年の36件を大きく上回る。
今年4〜8月のクマ出没件数...
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