JR東日本は27日、利用者が少ないローカル線の2024年度の収支を公表した。開示した36路線71区間全てで営業費用が運輸収入を上回る赤字となり、赤字額の総額は約790億円。前年度に比べ33億円悪化した。本県関係では、前年度と同じ8路線11区間の収支が示され、いずれも赤字=表参照=。特に羽越線村上-鶴岡(山形県)の赤字額55億1400万円は、JR東が公表した区間全体の中で最大だった。

 収支の公表は1キロ当たりの1日の平均乗客数(輸送密度)が2千人未満だった路線、区間が対象。本県関係で対象となった11区間は前年度と同じだったが、羽越線村上-鶴岡の赤字額が23年度と比べて5億4600万円拡大するなど、...

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