
太々御神楽の奉納に向け、練習に励む住民たち=南魚沼市一村尾
南魚沼市一村尾(ひとむらお)の若宮八幡宮で、住民が長年受け継いできた市指定無形文化財「太々(だいだい)御神楽」が13、14日に奉納される。本番に向けて、おはやしの太鼓や笛の音を響かせ、心を一つにして練習を重ねている。
太々御神楽の発祥は定かでないが、江戸時代中期の宝暦年間(1751〜64年)にはすでに奉納されていたとされる。当時7座ほどだった神楽は現在26座ある。
今年は中学1年生から70代まで29人の舞子が、今月1日から毎晩、約2時間稽古する。べテランから足さばきや手の使い方などの指導を受け、複数人で行う舞は相手との間隔を確かめて呼吸を合わせながら練習に励んでいる。
神楽の伝統を継承してき...
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