第102回東京箱根間往復大学駅伝(2025年1月2、3日)の予選会が10月18日、東京都立川市で行われた。42校の約500人が出走し、今年の箱根駅伝で花の2区を走った糸魚川市出身の日本体育大4年山崎丞(たすく)さん(22)=中越高出=は、経験の少ないチームメートをレース中に引っ張る役割を果たし、全体9位での予選突破に貢献。日体大は78年連続出場を決めた。 (論説編集委員・鈴木啓弘)
箱根駅伝予選会 正月の風物詩である箱根駅伝に出場するのは20大学で、前回大会でシード権を獲得した10大学に加わる10校を選ぶのが予選会。1955年に始まった。各校上位10人のハーフマラソンの合計タイムがチーム成績となる。突破できる10番目と、落選する11番目の大学の差が僅差の年も多く、今年は17秒差。2024年は1秒差だった。熱中症対策のため、今年は例年より約1時間早い午前8時30分にスタートした。本大会には予選会個人順位の上位選手らで編成する関東学生連合もオープン参加する。

山崎さんの中越高時代の同期で、五泉市出身の中央学院大4年黒谷優さん(22)、新潟市秋葉区出身の日大4年鈴木孔士(こうじ)さん(21)も出走し、チームはそれぞれ1位、4位で予選を突破した。また、...
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