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マンチェスター、英国--(BUSINESS WIRE)-- (ビジネスワイヤ) -- コードシンクは、Eclipse Trustable Software Framework(TSF)が、完全かつ肯定的な機能安全評価を取得したことを発表しました。

 

本評価は、機能安全分野の世界的権威であるexida社によって実施されたもので、IEC 61508の要件に基づき、同分野の専門家が自動車業界の機能安全規格ISO 26262との整合性と互換性を確認しました。今回の評価は、コードシンクが掲げる「ソフトウエアの設計・検証・信頼性の変革」という使命における重要なマイルストーンとなります。

 

評価報告書では、「IEC 61508およびISO 26262のプロセス目標、ならびにTrustable Software Framework(Trustable)の仕様およびIEC 61508における目標へのマッピングとなるリファレンス実装を踏まえ、TrustableはIEC 61508のSIL 3レベルにおいて求められる厳格性および期待値を満たし、場合によってはそれを上回るソフトウエア開発手法を提示している」と評価されています。

 

さらに本報告書は、「リファレンスモデルに従ってTSFを実装しようとする組織は、将来的な認証取得の試みに向けて、自らの進捗を測定できるという確信をもって取り組むことができ、成功裏に評価を受けるための要件が満たされることを確信して前進できる」と結論付けています。

 

「今回の評価は、特にオープンソースにおけるソフトウエアへの信頼が、測定可能であり、かつ監査可能であることを実証するものです」と、コードシンクの会長であるポール・シャーウッド氏は述べています。「機能安全はもはやチェックリスト上の項目ではなく、設計原則そのものです。Eclipse Trustable Software Frameworkは、組織が開発のあらゆる段階で整合性を実証する手段を提供します。」

 

Eclipse Trustable Software Frameworkは、「出自(Provenance)」「構築(Construction)」「変更(Changes)」「期待値(Expectations)」「結果(Results)」「信頼性(Confidence)」という6つの基本原則を定義しており、それぞれがIEC 61508およびISO 26262の目標に対応しています。この構造により、企業はオープンソースおよび独自開発の双方を、安全性が重視される厳密な基準に沿って整合させ、構想段階から導入までのトレーサビリティと再現性を確保することができます。

 

これらの原則を日常的なエンジニアリング業務のワークフローに直接組み込むことで、TSFは、長年にわたって存在してきたコンプライアンスとイノベーションの間の隔たりを埋めています。また、規制当局、保険会社、開発者に対して、複雑なソフトウエアシステムの信頼性を評価・改善するための共通言語を提供しています。

 

今回の機能安全評価は、Eclipse FoundationへのTSFの提供や、TSFを用いたCTRL OSのベースライン安全性評価の成功など、コードシンクにおける一連の重要な節目に続くものです。

 

「私たちは、単に認証を集めることではなく、安全性、セキュリティ、信頼性を工学的に確立するという本質的な取り組みに引き続き注力しています」と、シャーウッド氏は述べています。「根本にあるのは『信頼』です。すなわち、ソフトウエアが意図したとおりに動作するという信頼、そして私たちのシステムや対策が最も重要な局面で確実に機能するという信頼です。」

 

TSFの機能安全評価報告書は、https://www.codethink.co.uk/trustable-software-framework.htmlからダウンロード可能です。

 

コードシンクについて

 

コードシンクは、自動車、金融、医療、IoTなど、幅広い業界のグローバル企業向けに、重要かつ高性能なソフトウエアプロジェクトおよびソリューションを提供する世界的プロバイダーです。本社を英国マンチェスターに置き、ソフトウエア・エンジニアリングの品質向上に努める一方で、「信頼できるソフトウエア(Trustable Software)」の概念を中心に、ソフトウエア業界における新たな発想を切り拓いてきました。

 

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