北海道から首都圏に再生可能エネルギーの電気を送る「海底送電線」の整備構想を巡り、日本海側を経由して陸揚げし、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から首都圏に電気を送る送電線を活用するルートが確定的となったことが2月6日、分かった。正式な整備計画の策定に向け、国の認可法人・電力広域的運営推進機関(広域機関)が3月中に基本要件案として取りまとめる。

 海底送電線は、再生エネの導入拡大に向けて国が整備を検討している。ルートについては、三つの案を中心に議論してきた広域機関の広域系統整備委員会で5日、事務局が新潟県経由を「前提」と資料に明記して報告した。

 事務局によると、ルートは北海道から日本海側の海底を通り...

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