
小千谷市中心部の本町商店街。小千谷総合病院の移転で、人通りも少なくなった=小千谷市本町1
新潟県小千谷市は2024年度当初予算で、起業・創業に対する支援やU・Iターンの環境整備に力を入れる。
「くしの歯が抜けるように、少しずつ店が減っていった。最近は街の活気がなくなっている」。小千谷市中心部にある本町商店街振興組合の中町英明理事長(57)は、シャッターが目につく街の現状を静かに語る。
本町商店街振興組合は1980年の時点で110店が加盟していたが、現在は36店まで減っている。80年代後半は複数の洋品店をはじめ、スポーツ用品店や書店、玩具店などが軒を連ねていたが、近隣の大型店に...
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