新しい制服を着た内野中の1年生。ブレザーはボタンの付け替えにより、左右どちらでも前にすることができる=4月10日、新潟市西区内野西1
新しい制服を着た内野中の1年生。ブレザーはボタンの付け替えにより、左右どちらでも前にすることができる=4月10日、新潟市西区内野西1

 新潟市西区の内野中学校で2024年度から、生徒たちが自ら見直した、男女差のない新たな制服が導入された。ブレザーを男女兼用にし、ネクタイとリボン、スカートとスラックスは性別に関係なく着用できる。性的多様性などに配慮し「誰もが心地よく着られる」ことを目指した制服で、着用する新1年生からは「選べるのがいい」「個性を出せる」と好評だ。

内野中では1947年の創立以来、男子は学ラン、女子はブレザーを着用していた。だが2021年度から校則を見直す中で、生徒から男女別の制服を疑問視する声が出てきた。

 生徒たちで話し合いやアンケートを進め、23年度には有志約40人でプロジェクトチームを結成。デザインを考え、全...

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