市役所改革プロジェクトチーム発足式で、渡辺竜五市長から任命書を受け取る職員=5月15日、佐渡市役所
市役所改革プロジェクトチーム発足式で、渡辺竜五市長から任命書を受け取る職員=5月15日、佐渡市役所

 新潟県佐渡市は5月15日、行財政改革推進を目的に、市職員でつくる「市役所改革プロジェクトチーム」を発足した。人口減少などの課題に対し、効率的な組織体制や職員育成について議論し、佐渡市に提言する。

 3月1日で合併20年となった佐渡市は、合併時に比べて人口は2万人減の約5万人になり、高齢化率は43%(2024年4月1日)と9ポイント上昇した。不足財源を基金で取り崩す財政運営や、インフラの老朽化への対応など行財政改革が急務となっており、渡辺竜五市長は2期目の公約に掲げていた。

 課長級、若手職員の2チームを結成。6人による課長級チームは、職員の意識と組織風土の変革などをテーマに議論する。若手チームは...

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