手を合わせて石川雲蝶をしのぶ三条雲蝶会の会員=5月13日、三条市西本成寺1
手を合わせて石川雲蝶をしのぶ三条雲蝶会の会員=5月13日、三条市西本成寺1

 江戸時代後期から明治にかけて活躍した彫刻師石川雲蝶の墓参が5月13日、新潟県三条市の本成寺塔頭(たっちゅう)寺院蓮如院(西本成寺1)で行われた。ボランティアガイドグループ「三条雲蝶会」の会員5人が、県内に数多くの作品を残した雲蝶の遺功をしのんだ。

 1814年に江戸で生まれた雲蝶は、三条の金物商人内山又蔵に請われて、20代後半に三条へ拠点を移したとされる。魚沼地域をはじめ県内各地で作品制作に当たった後、1883年5月13日に亡くなった。

 三条雲蝶会は、雲蝶の命日に合わせて、毎年墓前に集まり手を合わせている。あいにくの雨天となった2024年は、蓮如院の本堂で、住職による読経ののち焼香を行った。

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