
県内外のオーナーらが参加した小倉千枚田の田植え=5月19日、佐渡市小倉
佐渡金銀山の発展に伴い江戸時代に開墾されたとされる新潟県佐渡市小倉の棚田「小倉千枚田」で5月19日、維持・保全に協力するオーナーらによる田植えが行われた。穏やかな天候の下、小佐渡山地の景観に癒やされながら土の感触を楽しんだ。
小倉千枚田は、海抜約350〜400メートルの急斜面に細長い田んぼが連なる。大型機械が入らず、一時は大部分が休耕田となっていたが、市や地元団体が2008年にオーナー制度を導入。毎年、1区画3万円の年会費で63区画分のオーナーを募り、棚田の維持・保全に取り組んでいる。
田植えには、県内外から個人オーナーのほか、団体オーナーの関係者ら約100人が参加。子どもも大人もはだしで田...
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