JA新潟県厚生連新潟医療センターが導入した「看護師スキマバイト」の求人サイト(株式会社フォニム提供)
JA新潟県厚生連新潟医療センターが導入した「看護師スキマバイト」の求人サイト(株式会社フォニム提供)

 JA新潟県厚生連の新潟医療センター(新潟市西区)は、看護師不足対策として、週1日2時間から働けるアルバイトのシステムを導入した。県内の公的病院では初の取り組み。看護師不足に加え、医師の働き方改革に伴い看護師の業務負担が増す中、短時間でも働ける環境をつくり、育児などで離職した「潜在看護師」の掘り起こしを狙う。

 「スキマバイト」と呼ばれる短時間勤務の仕組みを整え、6月下旬から求人を始めた。東京のIT企業フォニムの看護師オンラインマッチングシステム「クーラ」を活用している。

 医療センターでは2023年、短時間勤務が可能な採血担当の看護師を採用したところ、常勤職員の負担軽減につながった。

 こうした好...

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