
新潟地裁
裁判員を経験した市民と、法曹三者による意見交換会が、新潟市中央区の新潟地裁で開かれた。市民は「裁判や事件に関心を持つようになった」と振り返る一方、責任能力の有無の判断や専門用語の理解の難しさについて意見を交わした。
意見交換会は、裁判員制度が始まった翌年の2010年から開催している。今回は2月26日に実施。23〜24年にあった3件の裁判員裁判を担当した裁判員と補充裁判員の計5人のほか、裁判官や検察官、弁護士が参加した。
強盗殺人事件を担当した新潟県燕市の30代女性は専門家の証人尋問について、専門用語が多く、理解するのが難しかったが「裁判員と評議するうちに徐々に分かった」と話した。
夫が一家心...
残り201文字(全文:501文字)