開業した上所駅を発着する列車。地元住民らが手やうちわを振って出迎えた=3月15日、新潟市中央区
開業した上所駅を発着する列車。地元住民らが手やうちわを振って出迎えた=3月15日、新潟市中央区
開業した上所駅=3月15日、新潟市中央区
開業した上所駅で改札機を使う利用客=3月15日、新潟市中央区

 JR東日本新潟支社は3月15日、ダイヤ改正に合わせ、越後線新潟駅と白山駅の間に新駅「上所駅」(新潟市中央区)を開業した。新潟県内のJR在来線の新駅設置は、2005年の内野西が丘駅(新潟市西区)以来20年ぶりとなった。設置構想が浮上してから約30年。悲願をかなえた住民らは、満面の笑みで列車を出迎えた。

 上所駅は新潟駅から約1・5キロ、白山駅から約1・6キロに位置し、既存の線路の両側に全長約125メートルのホームを設置した無人駅。1990年代から新潟-白山の距離が長いとの指摘が上がり、地元住民が署名などの要望活動を展開。2022年に設置が決まった。

 3月15日午前5時過ぎ、...

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