さんしん地域経済研究所(三条信用金庫)は、1月の三条・燕地区産業経済動向をまとめた。地場産業の売上高増減DI(「増加」した企業割合から「減少」した企業割合を差し引いた値)は半年以上、一進一退が続く。人手不足は慢性的で自動化、ロボット化を視野に入れる企業も見受けられる。年末年始の長期休暇による経済効果も盛り上がりに欠けた。

 金物卸は価格改定の駆け込み需要と冬物商戦が比較的順調。金属加工は地場の建築金物や農機具関連が低調だった。利器工匠具は技術力を生かしたOEM(相手先ブランドによる生産)や海外向けが引き続き順調で、新規開拓の事例もあった。プラスチック製品は産業用機械関連に動きがあった。金型は住...

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