
見頃を迎え、春の訪れを告げるカタクリ=22日、三条市北五百川
三条市下田地区にある北五百川の棚田で、カタクリが見頃を迎えている。暖かな日差しを浴びて凜(りん)と咲く紫色の花が、山あいに春の訪れを告げている。22日には市内外から訪れた人々が、残雪の粟ケ岳や桜とともに、満開となったカタクリを写真に収めていた。
カタクリが咲くのは地元の農家、佐野誠五さん(76)の棚田近くの高台。佐野さんによると、50年ほど前に雑木林を整備したところ、徐々にカタクリの群生地が広がった。現在は10アールほどに、およそ1万株が花を咲かせているという。
2025年は3月に気温の低い日が続いたことで雪解けが遅れたものの、開花時期はほぼ例年並み。
毎年足を運んでいるという新潟市西蒲区の...
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