吉乃川の酒かすを使った焼きドーナツ
吉乃川の酒かすを使った焼きドーナツ

 長岡市摂田屋4でパン、菓子を製造販売する旭屋が、同所の酒蔵、吉乃川の酒かすを使った焼きドーナツを発売した。「酒かすの豊かな香りとおいしさを存分に生かした」とアピールしている。

 旭屋は1912(大正元)年創業の老舗。パンには吉乃川の関連会社である中越酵母工業の酵母を使用している。「醸造のまち」の摂田屋地区らしい商品を売り出そうと、今冬に試作を始め、4月に発売した。

 水でといた酒かすを弱火で煮てアルコール分を飛ばし、砂糖を加えて甘酒にする。小麦粉や卵と混ぜ合わせた後、15分ほどかけて軽めの食感に焼き上げる。50グラムで直径は8センチほどだ。

 観光客の土産品としての需要も見込む。旭屋の高橋正文社長...

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