日体大1年の時の中村泰輝選手

 大相撲の大関大の里(本名中村泰輝・海洋高出)が、11日に始まった夏場所(両国国技館)を連勝でスタートし、綱とりへの機運が高まっている。今場所で優勝すれば2場所連続優勝となり、角界の頂点に立つことが確実視されている。そんな大の里は、実は既に3回も「横綱」になっている。新潟日報の紙面から、角界に入る前の綱とりを紹介する。

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「大の里」今日の結果はこちら

 中村泰輝選手は故郷の石川県津幡町から相撲留学をして糸魚川市の能生中、海洋高で6年間稽古に励んだ。高校卒業後は日本体育大へ進んだ。

 全国から精鋭が集まる日体大で日々もまれた大器は、1年生の秋に早くも結果を出した。2019年10月の茨城国体で成年個人を制した勢いで臨んだ11月の全国学生選手権だ。...

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