最後の花いっぱい音楽祭に向け、会場の配置を確認する丸山幸夫さん(右)と片野大輔さん=長岡市千秋3
最後の花いっぱい音楽祭に向け、会場の配置を確認する丸山幸夫さん(右)と片野大輔さん=長岡市千秋3

 長岡市で2005年から開かれてきた「花いっぱい音楽祭」が、20年の歴史に幕を下ろす。25日に千秋3の長岡リリックホールで行う公演が最終回となる。長岡の若手音楽家を取り上げ、市民に披露する場でもあった。関係者は「長い間、多くの人に音楽を届けてこられた」と振り返りつつ、最終回に向け準備を進めている。

 音楽祭の始まりは、04年の中越地震がきっかけだった。「音楽で自分たちも地域も元気にしたい」と、市音楽文化協会のメンバーが中心となって実行委員会を組織し、地震から半年後の05年4月に「ながおか復興音楽祭」として開いた。アマチュアも含む市内の音楽家や団体が、多く出演した。

 06年からは「花いっぱいフェア...

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