
放置竹林を手入れするNPO法人和島夢来考房のメンバー=長岡市和島地域
長岡市和島地域のNPO法人「和島夢来(むら)考房」が、地域に広がる放置竹林の手入れに取り組んでいる。伐採した竹は、細かく砕いた「竹チップ」に加工したり、アートなどの体験イベントで活用したりする。関係者は「竹を有効な地域資源にしていきたい」と意欲的だ。
全国的に地域の高齢化などで放置竹林が増えており、課題となっている。和島地域では、かつて竹は稲を乾燥させるための「はさ木」の間に渡して利用することが多かった。農家は自宅周辺に竹を植えたが、需要が減った現在では、手入れが行き届かない竹林が増えているという。
放置が進めば、野生動物のすみかになり、土砂災害のリスクも高まることが指摘されている。NPOに...
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