新潟地検
新潟地検

 三菱UFJ銀行は23日、新潟支店(新潟市中央区)に勤務していた元男性行員(69)が顧客に架空の金融商品を提案し、現金計約4千万円をだまし取っていたと発表した。新潟地検は23日、元行員を有印私文書偽造・同行使の罪で起訴した。顧客には三菱UFJ銀が全額を補償したという。

 三菱UFJ銀によると、元行員は1995年から2021年まで店頭庶務担当として新潟支店に勤務。07年から16年までの間に、個人顧客1人に架空の金融商品を提案し、複数回にわたって現金をだまし取っていた。発覚を免れようと、20年7月に支店名の印鑑を押して預かり証を偽造した。

 元行員は21年に定年退職していたが、24年8月に顧客からの申...

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