
1995年のデビューの日は大阪で迎えた水森かおり。「演歌のヒットは大阪から、というムードがありました。30周年で原点回帰です」
バラエティー番組のロケで街を歩けば「私○○の出身なんです」と次々握手を求められる。「ご当地ソングの女王」こと水森かおりは、新曲のたび“第二の故郷”が増え「皆さんが親しみを持ってくださる」と笑う。デビュー30周年を迎え、新曲「大阪恋しずく」をリリースした。
1995年にデビューした。ヒット曲「越後水原」など、新潟県との関わりも深い。ブレークのきっかけは2003年の「鳥取砂丘」。大切な「あなた」を失った「私」が、砂丘で見えない明日を探す-。ご当地ソングは悲恋の歌ばかり。「恋に破れた女性がある土地を訪れ、前向きな気持ちを取り戻して新たなスタートを切る。そんな主人公の世界をずっと歌ってきた」
だが新...
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