認知症発症に不安を感じる中高年者の特徴
 認知症発症に不安を感じる中高年者の特徴

 自分が将来、認知症を発症することを不安に思う中高年は、認知症に関する知識が多いなど四つの特徴があるとする調査結果を、名古屋大の星野純子准教授(地域包括ケア開発看護学分野)と大学院生の中山綾子さんらのチームが国際学術誌に発表した。

 チームは岐阜県と愛知県に住む40歳以上の約千人を対象に、自分の認知症の発症に対する不安を評価する質問票、認知症の原因・症状・ケアに関する正しい知識を問う国際的な質問票、抑うつの程度を調べる質問票などに答えてもらい、認知症の発症に強い不安を抱く人の特徴を解析した。

 その結果、(1)認知症の知識が多い(2)頭痛や倦怠感など、最近1年間に悩まされた症状が多い(3)中等症以...

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