
与野党党首会談に臨む(左から)立憲民主党の野田代表、国民民主党の玉木代表、日本維新の会の前原共同代表、共産党の田村委員長、れいわ新選組の大石共同代表、参政党の神谷代表=7月25日午前、国会
参院選で与党を過半数割れに追い込んだ野党が、来週の臨時国会召集に向けて攻勢に出た。野党の物価高対策が民意を得たとして、先の通常国会に続きガソリン税の暫定税率廃止を与党に迫った。加えて日米関税合意も、内容が曖昧だとして追及する構えだ。自民党内では衆参両院の少数与党として迎える国会を前に、石破茂首相のままでは野党に主導権を握られるとの不安も強まり、刷新論が一層広がった。
▽地雷原
「本当に国益に沿った合意かどうか、しっかり検証しなければいけない」。25日、国会内での与野党党首会談。立憲民主党の野田佳彦代表は首相から関税合意の説明を受けると、8月1日に召集予定の臨時国会で詳細にただす意向を告げた。...
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