
4野党が一本化した17の改選1人区の勝敗
20日投開票の参院選で、野党は全体の勝敗を左右する32の改選1人区で自民党に勝ち越し、与党を過半数割れに追い込んだ。特に立憲民主党など4野党が候補者を一本化した17選挙区では、無所属を含めて12選挙区で勝利。一騎打ちに持ち込む戦略が奏功した形だ。立民は次期衆院選でも調整を進め、政権交代につなげたい考え。ただ、躍進した国民民主党は独自に勢力拡大を目指す構えで、野党連携の先行きは見通せない。
▽手応え
最近の参院選1人区で自民は2016年21勝、19年22勝、22年28勝と連勝。今回は一転して物価高対応への批判が響き、14勝18敗と負け越した。
立民は日本維新の会、共産党、国民と個別に候補者調整...
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