全国高校総合体育大会の陸上女子800メートル予選を終え、冷水をかけてもらう選手たち=27日、広島市のホットスタッフフィールド広島
 全国高校総合体育大会の陸上女子800メートル予選を終え、冷水をかけてもらう選手たち=27日、広島市のホットスタッフフィールド広島
 全国高校総合体育大会の陸上競技場内に設置された暑さ指数の測定器=26日、広島市のホットスタッフフィールド広島
 全国高校総合体育大会の陸上のレース前、強い日差しの下で調整する選手=26日、広島市のホットスタッフフィールド広島
 全国高校総体の競技会場に設置された大型扇風機=27日、広島市のホットスタッフフィールド広島
 全国高校総合体育大会の陸上女子800メートル予選のレース後、飲料を受け取る東大阪大敬愛の久保凜=27日、広島市のホットスタッフフィールド広島
 全国高校総合体育大会の陸上男子800メートル予選を終え、冷水をかけてもらう選手たち=27日、広島市のホットスタッフフィールド広島
 高校スポーツ大会の暑さ対策
 日本スポーツ協会の熱中症予防指針

 全国的に猛暑が続くなか、スポーツ大会では選手を熱中症から守るための暑熱対策が急務となっている。中国5県を中心に開催されている全国高校総合体育大会では、広島市が会場の陸上で一部種目を夕方以降に実施するなどの対応が取られているが、主催する全国高等学校体育連盟(全国高体連)は「競技によって特性が変わり、一律の対応を示しにくい」と苦悩を打ち明ける。

 ▽方式変更

 27日午前11時、気温は33度。陸上800メートルでは女子の日本記録保持者、久保凜(東大阪大敬愛)らが予選に臨み、多くの選手がレース後に冷水が設置されたエリアに直行して体を冷やした。

 選手の負担を減らすため、100メートルから800メートルは...

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