両院議員懇談会のため、党本部に入った自民党総裁の石破首相=28日午後、東京・永田町
 両院議員懇談会のため、党本部に入った自民党総裁の石破首相=28日午後、東京・永田町
 自民党本部で開かれた両院議員懇談会=28日午後、東京・永田町
 両院議員懇談会を終え、党本部を出る自民党総裁の石破首相=28日午後、東京・永田町
 自民党両院議員懇談会での主な発言

 自民党の参院選大敗を受けた両院議員懇談会で、石破茂首相(党総裁)が続投方針を改めて打ち出した。「世界への責任」を持ち出す強気の首相に反発が強まり、出席者から退陣要求が続出。支持する声はわずかだったが、終了後に続投の考えは不変と明言した。退陣を求める中堅・若手らは、次の手として両院議員総会でも責任を問う構えで、進退の決着は見通せない。党内政局は長期化の様相を呈してきた。

 ▽皆無

 「国家、国民のため、世界のために責任を果たすべく、ご意見を承りたい」。28日、党本部8階ホール。首相は懇談会冒頭、こう意欲を示した。

 続投を表明した21日の記者会見で用いた「赤心報国」に触れ「一切、偽りのない心で尽くす...

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