(c)2025 劇場版「TOKYO MER」製作委員会
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 「劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」は、手術室を備えた車で事故や災害現場に駆けつけ、命を救おうとする医師や看護師を描くテレビドラマの映画化第2弾。主人公の医師、喜多見役の鈴木亮平の説得力ある演技が目を引くのに加え、人々が特別な力はなくとも支え合い、危機を打開していくのが印象的だ。

 ドラマでは東京で新設された救命チームが奮闘。今作では各都市で同様のチームが立ち上がる中、鹿児島や沖縄の島々での事案に対応するために発足した、車を乗せた船で巡航する「南海MER」の試験運用を描く。

 指導員として派遣された喜多見らが突如、対応することになったのは離島での噴火災害。噴石が飛び交う...

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