
「俳句は作っている時が一番楽しい」と話す夏井いつきさん
俳句の素晴らしさを伝える「俳句の種まき運動」を続ける俳人の夏井いつきさんが、活動を通じて出会った人々とのエピソードや日常をつづったエッセー集「パパイアから人生」(小学館)を刊行した。俳句を始めて40年近く。テレビ番組への出演や「句会ライブ」などで知られるが、最近はより一層、思い通りに俳句を詠めるようになったという。「長年やってきて、今が一番楽しいかもしれません」と笑う夏井さんに、改めて活動を振り返ってもらった。(共同通信=高坂真喜子)
▽作ることそのものが楽しい
「パパイアから人生」は、自身のこれまでを振り返った「瓢☆(竹カンムリに單)から人生」に続くエッセー集第2弾。週刊誌の連載をまとめた...
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