
参院選結果に対する立憲民主党内の主な声
野党第1党の立憲民主党内で執行部の責任論が表面化している。参院選で与党を過半数割れに追い込んだものの政権批判票の受け皿になり切れず、議席は改選22から横ばいと伸び悩んだためだ。所属議員は「このままでは次期衆院選を戦えない」(ベテラン)と危機感を募らせる。党内対立の火種を抱え込み、野田佳彦代表の求心力に陰りが見え始めた。
▽立民スルー
「解党的出直しが必要だ」「総括後に人事刷新を」―。参院選を受けて1日、国会内で約3時間にわたって開かれた非公開の両院議員懇談会。大半が執行部批判に費やされ、野田氏は「しっかり総括し、次につなげたい」と声を絞り出すのがやっとだった。
序盤には堅調な戦いが伝えられな...
残り749文字(全文:1049文字)