選挙制度改革で1996年衆院選から導入された小選挙区制。二大政党制を志向し、小政党にも配慮して比例代表を組み合わせた。以来、政権交代が2度起きたが、本県などで比例復活のひずみがあらわになった。議員の質に疑問符が付く場面もある。改革を進めた重鎮からも見直しの声が聞かれる。長期企画「政治はどこへ」の「問う 小選挙区制の25年」シリーズは、制度導入のキーパーソンやベテラン議員らに四半世紀の歩みと行く末を問う。