子どもに読み聞かせたいおすすめ絵本を紹介する「びよりおはなし広場」が7月26日(月)、8月2日(月)、9日(月)に「ラジオ宅配便」内の5分の特別番組としてFMピッカラ(柏崎コミュニティ放送)で放送されました。この企画は新潟日報社が展開する「未来のチカラ第6弾 柏崎・出雲崎・刈羽」の一環で、柏崎市元気館、刈羽村立図書館、柏崎市立図書館のスタッフの方が選んだ絵本3冊が紹介されました。物語のおすすめポイント、子どもに読み聞かせるときのコツなどをお聞きしました。
協力:柏崎市元気館、刈羽村立図書館、ソフィアセンター柏崎市立図書館
柏崎市元気館 おすすめ絵本
<1~2歳向け>
「もこ もこもこ」
谷川俊太郎/作 元永定正/絵 文研出版

「もこもこ」「にょきにょき」って、何かの名前?それとも音かな?
ワンタンの皮でさえ造形物に加工するという元永定正さんの絵と、詩人であり言葉の魔術師と言われる谷川俊太郎さんの言葉によるこの絵本は、1977年出版以来、多くの子どもたちを魅了してきました。
抽象的な絵の中にも形や動きに具体性が潜んでおり、赤ちゃんや子どもたちは、その絵とオノマトペの音から感覚を通してストーリーを楽しんでいます。
また、赤ちゃん向け絵本の中では大判となっているため迫力満点。画面全体に広がる色や形とオノマトペによる擬音の世界は、赤ちゃんや子どもたちを楽しい感覚の世界へと誘い出してくれることでしょう。
【紹介者】
柏崎市元気館 絵本専門士 渡邊 麻美さん

柏崎市元気館

- 場所 新潟県柏崎市栄町18−26
- 電話 0257-20-4210
- 開館 月曜日~金曜日:午前9時~午後3時 土曜日・日曜日・祝日:午前9時~午後5時
- 休館日 第1日曜日とその前日、12月29日~1月3日
刈羽村立図書館 おすすめ絵本
<3~4歳向け>
「きょだいな きょだいな」
長谷川 摂子/作 降矢 なな/絵 福音館書店

「あったとさ あったとさ ひろいのっぱら どまんなか」
野っぱらに現れた巨大なピアノで、100人の子どもたちが始めるのは...?なんと、鬼ごっこ!
絵本の中で繰り返されるリズミカルな言葉が、子どもたちを『きょだいなきょだいな』世界へと引き寄せます。
読み聞かせの時は、元気いっぱいに、歌うようにお子さんに語りかけてみてください。
きっと親子で一緒に、「あったとさ あったとさ」と口ずさみたくなってくるでしょう。
ページをめくるたびに現れる色鮮やかな絵に、「次は何が起きるんだろう?」と、ワクワクする1冊です。
広い野っぱら、ど真ん中、次は何して遊ぼうか?
そんな想像を楽しみながら、親子で一緒に、絵本の世界に飛び込んでみてください。
【紹介者】
刈羽村立図書館 司書 柄澤 宏美さん

刈羽村立図書館(刈羽村生涯学習センター ラピカ内)

- 場所 新潟県刈羽郡刈羽村大字刈羽100番
- 電話 0257-20-3102
- 開館 9:00 ~ 21:30
- 休館日 毎月第4月曜(ただしその日が祝日の場合は翌日)
ソフィアセンター 柏崎市立図書館 おすすめ絵本
<5~6歳向け>
「密林一きれいなひょうの話」
工藤直子/おはなし 和田誠/え 瑞雲舎

森に住むヒョウは、体のきれいな斑点模様が自慢です。ところが、ある日、くしゃみで斑点が吹き飛んでしまいます。さあ、大変!大急ぎで、斑点を探しに出かけますが......
大きな斑点模様の表紙をめくると、温かなタッチと色彩で愛嬌たっぷりに描かれたヒョウが見開きで登場し、目を惹かれます。絵を担当したのは、『これはのみのぴこ』や『あな』などの人気絵本や児童書の挿絵で知られる和田誠さん。優しい色合いでありながらも動物たちや森の豊かさが鮮やかに描かれています。
どこか気の抜ける動物たちの絵や言動に、ほっと優しい気持ちになるお話です。ヒョウの表情の変化にも注目してみてください。きっと、ヒョウが大好きになります!
絵本の後には、親子でオリジナルの「密林一きれいなひょう」を描いてみるのも楽しそうです。
【紹介者】
柏崎市立図書館 サービス係 田村 なつみさん

ソフィアセンター柏崎市立図書館


- 場所 新潟県柏崎市学校町2番47号
- 電話 0257-22-2928
- 開館 月曜日~金曜日:午前9時30分~午後7時(6月~9月は午後8時まで) 土曜日、日曜日、祝日:午前9時30分~午後5時 ※お盆期間の平日は午後7時に閉館
- 休館日 毎月第3日曜日、年末年始(12月30日~1月3日)、蔵書・施設設備の点検期間

このキャンペーンは新潟日報社が展開するプロジェクト「未来のチカラ in 柏崎・出雲崎・刈羽」の一環です。「未来のチカラ」についてはこちら
