
政府は、子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を確認する「日本版DBS子どもを性被害から守るため、子どもと接する仕事に就く人に性犯罪歴がないことを証明する仕組み。英国の制度「DBS」(Disclosure and Barring Service)を参考にした。ベビーシッター仲介サイトに登録した男2人が2020年、逮捕された事件をきっかけに、子育て支援団体や保護者が創設を求めていた。政府は今国会に制度創設法案を提出する方針。」制度を巡り、新たに就労を希望する人だけでなく、既に働いている人も対象とする方針を固めた。性犯罪歴が確認されれば、子どもと関わらない部署への配置転換などを求める。対策が不可能な場合には「解雇も許容されうる」との考えを示す方向で検討している。関係者が2月22日、明らかにした。
政府は子どもを性被害から守るには、採用時のみのチェックでは不十分だと判断。確認対象を広げるとともに、解雇権の乱用につながらないようガイドライン(指針)を整備する。
今国会への法案提出を目指しており、雇...
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