三条市下田地区のサツマイモで仕込んだ芋焼酎「五輪峠」の原酒(右)と通常品を手に持つ齋藤柊斗さん=三条市荒沢
三条市下田地区のサツマイモで仕込んだ芋焼酎「五輪峠」の原酒(右)と通常品を手に持つ齋藤柊斗さん=三条市荒沢

 新潟県三条市下田地区特産のサツマイモで仕込んだ芋焼酎「五輪峠」の新酒が完成した。昨夏の猛暑によるサツマイモの収量減で出荷量は例年より少ないものの、関係者が丹精を込めた自慢の逸品。今年は商品名とゆかりのあるパリ五輪を夏に控え、関係者は「売り切れる前に購入し、テレビ観戦しながら一杯やってほしい」とお薦めしている。

 焼酎は2016年に地域おこし協力隊と地元住民が連携して芋作りから始め、翌17年に販売をスタート。地域に「五輪峠」という名の峠があり、数年後に東京五輪・パラリンピックを控えていたことから、焼酎の名にした。

 取り組み当初から「黄金千貫(こがねせんがん)」という品種を住民らが生産。昨年は少雨...

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