
【写真】子どもの安全を第一に考えた「KOUGIのおなまえ積み木」は舐めても安心
我が子が生まれた時、大切な友人に子どもが生まれた時、『赤ちゃんには安心安全なおもちゃを使って欲しい』と願うもの。その願いを、メード・イン・新潟の確かな技術でかなえてくれる企業があります。
創業72年の歴史を持つ「阿部仏壇製作所」が子どもたちのために作るのは、舐めても安全で希望のアルファベットを入れられるかわいらしい「KOUGIのおなまえ積み木」。
どんな商品なのか、お話を聞きにショップへお邪魔しました。
技術の高さを木製日用雑貨で表現


「仏壇店なのに積み木?」と疑問を持った方もいるはず。社名の通り、「阿部仏壇製作所」は元々純国産・オーダーメードのお仏壇づくりを行う会社です。仏壇の基となる木地(きじ)を作る工場として昭和24(1949)年に創業されました。
『職人たちの巧みな技術と木のものづくりの魅力を発信していきたい』と家具製作に加え、2011年からオリジナルブランド「KOUGI(コウギ)」をスタート。丈夫でデザイン性の高い木の日用雑貨はメンテナンスをしながら長く愛用できます。
出産祝いの新定番として好評の「KOUGIのおなまえ積み木」


「おなまえ積み木」を開発したのは、三代目社長の吉田達洋さん(39歳)。長岡造形大学を卒業後デザイナーとして働いていた経験を生かし、独自のフォントを制作して積み木に昇華。可読性があって積みやすい、コロンと可愛らしい積み木ができあがりました。
「仏壇職人を育てることにこだわらず、新しいアイディアで勝負しようといくつもの商品を開発してきました。挑戦と失敗を重ね、ようやくたどり着いたのがこの『おなまえ積み木』です」
国産ヒノキを使い、植物性の亜麻仁油で仕上げることで子どもが舐めても安心で、適度に軽いのも特徴です。名前やメッセージなど、好きなアルファベットを入れられることから出産祝いや誕生日プレゼントとして支持され、都市部を中心に日本各地から注文が舞い込みます。
木に触れて遊ぶワークショップで木育を発信


達洋さんと一緒に「おなまえ積み木」を手がけているのは、奥さんであり、日本グッド・トイ委員会認定「木育インストラクター」の資格を持つ吉田香那子さん(38歳)。
木材からおもちゃを作るワークショップを開催し、これまでに1000人以上の参加者を動員。子どもたちが親子で木に触れられる機会を作ってきました。
「木で遊ぶことは木そのものの理解を深めるだけでなく、子どもたちの知育にもつながります。食育と同じくらい、木育にも注目していただけたらうれしいです」
昨年第一子を出産。新型コロナの流行も相まってワークショップは休止中ではあるものの「今後も開催していきます」と笑顔で教えてくれました。ワークショップや商品の最新情報は公式Twitterで随時更新されます。
国産の上質さ、匠の技を毎日使うおもちゃに


ものづくりとは無縁だった二人が力を合わせて生まれた「KOUGIのおなまえ積み木」。開発当初は子育て環境を想像して商品開発を進めていましたが、実際に自分の子どもが生まれ、積み木に対する考え方も変わったと達洋さんは言います。
「子どもはバタバタ動くので指が隙間に挟まらないだろうか、誤ってケガをしないだろうか、とリアルなシーンを想定できるようになりました。開発から10年目を迎え、さらに安全にするなど少しずつマイナーチェンジをしています。実際に手に取って感じる品質のよさを多くの方に実感していただきたいです」
びよりshop特典で「KOUGIのおなまえ積み木」がお得に!

「阿部仏壇製作所KOUGI」の商品は公式サイトのほか、ハンドメイド通販サイトminne(ミンネ)、Creema(クリーマ)からも注文できます。
積み木のサイズによって入れられるアルファベットの文字数が異なるのでお間違いのないようご注意を! 名前はもちろん、思い思いのメッセージを込められるのもいいですね。
SHOP INFO
KOUGI made by 阿部仏壇製作所
住所:新潟市東区木工新町372-10
TEL:025-275-7801
営業時間:10:00~17:00、土・日曜・祝日13:00~17:00
定休日:年末、年始
駐車場:あり
https://www.kougi-butsudan.com/
松永 春香
ライター

写真撮影:内藤雅子