
紫外線が強くなる季節、乳幼児と外出する際の日焼け対策や注意点を助産師に聞きました。
Q 乳幼児に紫外線対策は必要ですか。
A 紫外線の浴びすぎは皮膚の老化を早め、目の病気を起こしやすくなることが知られています。赤ちゃんのうちから、日焼けをしすぎないように注意することは、生涯健康で過ごすために大切です。皮膚も大人に比べて薄いので、強い日光を浴びさせないようにしましょう。
Q どんな工夫をしたらいいですか。
A 紫外線が強くなる午前10時〜午後2時ごろまでは屋外で長時間活動するのは控えましょう。遊ばせるならできるだけ日陰で、日なたではパラソルなどを活用します。つばの広い帽子をかぶせ、服は目の詰まったものや白か淡い色のものを選びます。紫外線をカットする素材の衣類を着せるのもいいでしょう。
Q 日焼け止めは使った方がいいですか。
A 肌への刺激が少なく、赤ちゃん用や子ども用の日焼け止めが市販されています。選ぶ際は、紫外線の波長の長いA波(UVA)と波長の短いB波(UVB)の両方、できれば近赤外線にも有効なものがいいです。日焼け止めの効果を示すSPFは15以上のものがお勧めです。少し厚めに塗り、汗で流れたら塗り直します。使用後はきちんと洗い落としてください。
Q 日焼けしてしまったら、どうしたらいいですか。
A 濡れタオルに氷や保冷剤をくるみ、日焼けした部分に当てて10〜15分冷やしてください。その後はワセリンなどで保湿します。脱水予防に水分補給し、睡眠もしっかりと取らせるようにします。水ぶくれなどの症状があれば皮膚科を受診しましょう。
(新潟県助産師会会長の池田かよ子さんに聞きました)
■子育てに関する質問をお寄せください
