イラスト=デジタル・グラフィックスセンター 高橋佐紀

 幼稚園児の保護者から、冬場に外で遊ばせるのが大変という相談が届きました。家での遊び方について、子育て支援団体の代表に聞きました。

Q 運動不足が心配ですが、家の中で体を動かす遊びが思いつきません。

A まずは子どもに聞いてみましょう。ダンスが好きな子なら「幼稚園でどんなダンスをやっているの?」と尋ね、一緒にやってみるといいでしょう。子どもの主体性を育むことにもつながります。

Q 好きな遊びがないと言われたら?

A 例えば、家の中でのかくれんぼは体がぽかぽかになります。新聞紙や段ボールなど家にあるものを活用するのもおすすめ。段ボールに穴を空け、そこを目掛けて丸めた新聞を投げ込む遊びも楽しいです。紙コップを積み上げるゲームも盛り上がります。

Q おすすめの遊びを紹介しているホームページはありますか。

A 「認定NPO法人 芸術と遊び創造協会」が運営するホームページ「good us」内の「おうち遊び」コーナーが参考になります。

Q 動きっぱなしだと保護者も疲れてしまいます。

A 「動」と「静」を組み合わせましょう。疲れてきたらすごろくやトランプ、ボードゲーム、塗り絵などはいかがですか。パズルももってこいです。大人は300ピース、子どもは16ピースのように、それぞれが楽しむのもいいですね。集中力が養われます。

Q どうしても外に出たいと言われたら?

A その時は家族会議を開きましょう。外に出ないにしても子どもは「自分の考えを聞いてくれた」と感じます。ただ雪で遊ぶ時は必ず大人が見守ってください。転んで雪で窒息したり、屋根から塊が落ちてきたりと危険があります。

(新潟市のNPO団体「笑顔の応援団NPOとらのまき」の椎谷照美代表に聞きました)

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