「人頭骨」の新たな鑑定結果を受け、歴史談義に花を咲かせる住民ら=長岡市村田の妙法寺
「人頭骨」の新たな鑑定結果を受け、歴史談義に花を咲かせる住民ら=長岡市村田の妙法寺

 新潟県長岡市城之丘の本行寺に所蔵されている二つの「人頭骨」(頭蓋骨)が、出土から約110年の時を経て、再び和島地域の住民の関心を呼んでいる。専門家の鑑定で、骨の一つが南北朝時代である可能性も示され、地域ゆかりの武将が活躍した時代と重なるためだ。出土した場所の周辺には山城もあり、鑑定を依頼した住民らは「城に関係する人物ではないか」と想像を膨らませ、歴史のロマンに浸っている。(長岡支社・三木ゆかり)

 頭蓋骨は1913(大正2)年ごろ、和島地域の落水川(現島崎川)改修工事の際に、川底の地中から発見された。約60年前に新潟大学の教授が鑑定し、「鎌倉時代の関東地方から来た50代の男性と40代の女性」と...

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