
新潟には個性豊かな公園がたくさん! かるもや談話室でおなじみ、コピーライター・横田孝優さんが、県内の公園を親子で"探検"しながら紹介します。
第3回目は新潟市東区にある「山の下みなとランド」です。
親子のお出かけは小さなアドベンチャー。
今日も隊長(6歳男子)と助手(父)は遊び心をリュックに詰めて、公園という名の秘境に足を踏み入れるのであります。
●取材情報
時期:7月/ 滞在時間帯:13:30~15:00

助手:隊長は「海賊」、好きですか?

隊長:えっ! 海賊、大好き! だってね、敵をやっつけて、お宝いっぱい集めるんでしょ。

助手:そう、その海賊。今日は海賊になれる公園です。

隊長:早く行こう!
信濃川の河口付近から新潟港や市街地を見下ろす、山の下みなとタワー。その隣にある「山の下みなとランド」は市内初の大型複合遊具を持つ公園として2007年にオープンしました。公園のシンボルは"みなとまち新潟"をイメージして作られた帆船型遊具。でも、あえて「海賊船」と呼ばせてください。なぜなら、その方がロマンがあるから!

船やすべり台などが一体となった、スーパー複合遊具
いつも通り、待ちきれないとばかりに走り出す隊長。甲板や見張り台などを備え、見ているだけでワクワクしてくる海賊船ですが、隊長が一目散に目指すのはあの場所です。

さっそく出航です!
隊長は船長に早変わり。イマジネーションが宝の地図代わり。まなざしの先には、黄金の神殿や宝石の山が見えていることでしょう。おも舵もとり舵も、力いっぱい大回転。これが本当の船だったら、フラフラに酔ってるはず。平日だったのでこの場所を独占できましたが、休みの日だと争奪戦必至でしょうね。

見張り台へもネットの上を歩いて行けます

ネットはこの高さ。ちょっと足がすくみます
この海賊船、本当によくできていて、荷箱に見せかけた抜け道があったり、抜け道かと思ったら網に捕まってしまう罠があったり、鬼ごっこやかくれんぼが何倍も楽しくなりそうです。

荷箱に空けられた穴を覗いてみると...

抜け道を発見!

甲板の下には、かくれんぼにちょうどいい空間がありました
「これ見てー!」と隊長が呼ぶ方に行ってみると、おもしろそうな遊具を発見。

早速、乗りこなしている隊長
大きなブランコなんですが、乗る部分がカゴになっているので乗り物感覚に近く、普通のブランコよりも体を任せて動きを楽しむことができます。「もっと揺らしてー」と、隊長はハイテンション。

気持ちが盛り上がったところで、大好きなターザンロープ!
さて、ちょっと休憩しようかなー。そんな時こそ、この公園の真価が発揮されます。隣接するのはみなとタワー。
だから、日差しを避けて休めます。屋内にトイレもあります。突然の雨から避難できます。6階の展望室で景色を楽しめます。一粒で何度おいしいんでしょうか。

間近で見ると存在感が圧倒的で、それだけでちょっと気持ちが高ぶります

1階にトイレがあるので安心

6階の展望室。隊長は遊び足りないようで「早く降りよう」と言っていました
周辺に高い建物がないため、広い空の下で解放感たっぷりに過ごせる山の下みなとランド。帆船型遊具だけでなく、ローラー滑り台やアスレチックもあり、思いっきり体を動かして遊べる公園でした。隊長はまだしばらく海賊にハマりそうなので、また宝島への航海を楽しみに来たいと思います。イエッサー!
【探検隊の一言】

隊長:ぶらぶらブランコが楽しかった。海賊船はかっこいい。海賊っていいよねー。お宝をうばうんだよ。

助手:決して広い公園ではないが、船の中やすべり台の上など死角が多いので、子どもを見失わないように注意。休日は移動販売車が来ていることもあるようです。
山の下みなとランド
新潟市東区臨海町地内(山の下みなとタワー隣)
駐車場:あり
トイレ:あり(身障者用、オストメイトあり)
休憩場所:ベンチ、東屋など
飲料自販機:あり
手洗い場・水飲み場:あり

横田 孝優(ザツダン代表、コピーライター)
1982年兵庫県出身。大学卒業後、大阪や東京でコピーライターとして活動後、おいしい匂いに誘われて新潟へ。2013年、コピーライター事務所ザツダンを立ち上げる。新潟日報asshで「子に溺れる ~長男+双子男女のエブリデイ~」を連載中。
http://www.ztdn.net
