
柏崎市消防本部が安全管理体制を強化して再開した海上での水難救助訓練=7月2日、柏崎市笠島
新潟県柏崎市消防本部は、2023年10月に消防士が死亡した事故を受け中断していた海での水難救助訓練を24年7月2日、柏崎市の笠島漁港で再開した。安全管理員の増員や訓練参加者の健康チェックなど管理体制を改善し、訓練に臨んだ。
事故は23年10月13日、柏崎市の番神海水浴場で訓練していた柏崎市消防署の男性消防士=当時(26)、10月14日付で消防士長に特別昇任=が溺れ、14日に亡くなった。市消防本部は事故以降、水難救助訓練を中断。プールでの訓練は24年6月に再開していた。
7月2日の訓練は、訓練者3人と安全管理員4人の計7人で実施し、訓練前に黙とうをささげた。訓練者3人は潜水資機材の確認を安全管...
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