島内の出土品や遺跡に関する資料が紹介されている「佐渡市発掘20年」=佐渡市新穂瓜生屋
島内の出土品や遺跡に関する資料が紹介されている「佐渡市発掘20年」=佐渡市新穂瓜生屋

 新潟県佐渡市が発足した2004年以降に島内で発掘された出土品を公開する企画展「佐渡市発掘20年」が、新穂歴史民俗資料館(佐渡市新穂瓜生屋)で開かれている。縄文時代の土器や、弥生時代の権力者が使っていたとみられる、全国的にも貴重な導水用の木のとい「槽(そう)付き木樋(もくひ)」などを見ることができる。

 市制20周年を記念した企画展で、佐渡市と「新穂の歴史と民俗を考える会」が主催。島内には縄文時代〜中世の遺跡が約1200カ所あるとされ、道路の拡張工事や公共施設の建設工事を始める前に、発掘調査が行われている。企画展では14カ所に関する出土品や資料を用意した。

 目玉は、金井小学校(千種)の新築に伴う...

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