株価など経済の行方について語り合った鼎談=9月25日、長岡市のホテル
株価など経済の行方について語り合った鼎談=9月25日、長岡市のホテル

 経済の行方について、経済関係者が意見を交わす鼎談(ていだん)が9月25日、新潟県長岡市で行われた。日銀新潟支店の平形尚久支店長は、不安定な動きが続く株価について、追加利上げや人手不足などを背景に「先行きの見方は定まらない状況が続くだろう」との認識を示した。

 長岡市に支店を置く富山第一銀行の取引先でつくる団体が主催。平形支店長のほか、新潟県立大北東アジア研究所の中島厚志所長と、日銀出身で富山第一銀の野村充頭取が登壇した。

 平形支店長は、日銀の追加利上げに言及し「政策の転換点にある。日本は低金利が続いていたが、短期金利を操作して通常の金融政策を行う状況になってきている」と説明。企業業績の動きや金...

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