栄光にきらめく笑顔、無念に光る涙-。新潟県関係選手で夏季五輪メダリストは8人を数える。メダル数は金10、銀6、銅4の計20個で、このうち体操の加藤沢男が1968年メキシコからの3大会で金8、銀3、銅1と12個を手にした。

 県人初メダルは56年メルボルンのレスリングで銀を獲得した笠原茂。64年東京では本県女性として初出場した中村多仁子が体操団体で銅メダルに輝いた。68年メキシコでは宗村宗二がレスリングで金。2004年アテネでは中野大輔が"体操ニッポン"の復活を印象づける男子団体金メダルに貢献した。

 本県から夏季五輪に初出場したのは、1920年アントワープの斎藤兼吉だった。競泳の400メートル自...

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