
遠隔操作で稼働する除雪機=上越市大和5
新潟県上越市の産官学連携組織「上越5e協議会」と若手経営者でつくる「上越技術研究会・テクノオアシス」が、遠隔操作できる家庭用除雪機の開発に取り組んでいる。人口減少や高齢化が年々進む中、雪国の住民が安全で少ない負担で除雪作業ができるよう目指している。
5e協議会は市や教育機関、民間企業などで構成し、IT技術の普及を図っている。ビジネス面での活用方法を検討する中で、重労働になっている除雪作業に注目した。
市内では高齢者が増えているが、除雪機を実際に動かすのは体力的に大きな負担になっている。金属刃を回転させて雪を集める「オーガ」に巻き込まれてけがをする作業事故も毎冬のように発生している。高齢化社会...
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