
専門工事業者らが建設業の現状や適正な労務費確保について学んだ研修会=新潟市中央区
鉄骨や型枠、内装業者らで構成する建設産業専門団体連合会(建専連、東京)は、新潟県や石川県など北陸地区の加盟企業を対象にした経営革新支援研修会を新潟市中央区で開いた。参加者は建設業就業者の処遇改善や、適正な労務費を確保する必要性について理解を深めた。
研修会は1月30日に開かれ、北陸地方整備局の高橋直樹・建設産業調整官が講演。専門工事業者ら約30人が参加した。
高橋氏は「建設業就業者数は2023年平均で約483万人となり、ピーク時の1997年から30%ほど減少している」と報告。賃金の推移では、建設業の年収額が2023年までの約10年間で22%上昇し全産業の7%を上回ったが、「金額的には全産業の...
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