国登録有形文化財「中原邸」で、ガイドの説明を受ける来場者ら=13日、新潟市西区赤塚
国登録有形文化財「中原邸」で、ガイドの説明を受ける来場者ら=13日、新潟市西区赤塚

 新潟市西区赤塚にある国登録有形文化財「中原邸」が13日、一般公開された。来場者は約4千坪の敷地内にある歴史のある母屋や風情あふれる庭園などを眺め、時の流れや地域の文化について思いを巡らせていた。

 地元住民らでつくる「赤塚・中原邸保存会」が2008年から毎年、春と秋に一般公開している。この日は午前中から多くの人が訪れ、保存会メンバーや28代目当主の中原堯之(たかゆき)さんの説明を受けながら敷地内を回った。

 江戸時代末期に建てられた中原邸の母屋には、明治天皇が1878年に弥彦神社を参拝した後に昼食を取った「上段の間」などがあり、来場者は興味深そうに眺めていた。保存会が整備した広大な竹林も初めて公...

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