紙すきのアドバイスをするポールさん(左)=長岡市小国町小栗山
紙すきのアドバイスをするポールさん(左)=長岡市小国町小栗山
紙すきのアドバイスをするポールさん(左)=長岡市小国町小栗山

 長岡市小国町小栗山の小国和紙生産組合の工房で、外国人向けの講座が継続的に開催されている。組合で働いていた経験があるカナダ出身の男性が、日本文化に関心がある外国人のニーズに応えようと企画した。参加者は伝統的な工程を体験し、小国和紙の魅力や奥深さに触れている。

 講座では、原料となるコウゾの雪ざらしや紙すきなど、一連の作業を数日間で体験する。

 2023年3月に、東京在住で和紙の研究などに取り組むポール・デンホードさん(54)が始めた。組合で働いた経験を生かして、製作工程の指導に当たる。日本語が堪能で、サポートに入る組合スタッフの専門的な説明を通訳する役割も担う。

 5回目となる講座が9〜11日にあり...

残り229文字(全文:529文字)