山津水産が販売を始めた「佐渡サクラマス」=4月18日、新潟市江南区
山津水産が販売を始めた「佐渡サクラマス」=4月18日、新潟市江南区

 水産物卸売業の山津水産(新潟市江南区)は18日、佐渡市で養殖された春の味覚「佐渡サクラマス」の販売を始めた。4月末にかけて県内のスーパーや飲食店で販売される。山津水産は「今年は例年以上に大きく、脂が乗っている」としている。

 サクラマスはすっきりとした上品な味わいが特徴。流通時期が限られ、希少魚とされている。佐渡市での養殖は、弓ケ浜水産(鳥取県)が2018年に始め、毎年約50トンを生産している。佐渡サクラマスはほとんどが本県内で流通しており、山津水産が原信やウオロクなどのスーパー、角上魚類、各すし店などに卸している。

 山津水産の青野泰之さん(39)によると、海水温上昇などにより全国的にサーモン...

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