
富山大空襲を描いた絵日記などの展示=長岡市城内町2
富山市で1945年8月2日未明にあった「富山大空襲」を描いた絵日記などが、長岡市城内町2の長岡戦災資料館で展示されている。焼夷(しょうい)弾による炎や死傷者の様子をつぶさに描いた作品が並んでいる。
戦災資料館で他都市の空襲の資料を展示するのは初めて。米軍は45年8月1、2日、長岡をはじめ、富山、東京都八王子、水戸の各市を空襲した。富山では50万発を超える焼夷弾で、2700人以上が亡くなった。展示は戦後80年を契機に、長岡以外にも同時期に空襲で大きな被害があったことを伝える狙いで、長岡空襲体験画展に併せて開いている。
絵日記は空襲体験者が描き、富山市の市民団体「富山大空襲を語り継ぐ会」に寄贈し...
残り216文字(全文:516文字)