
戦争の恐ろしさや当時の生活を伝える資料が並ぶ「戦後80年展」=加茂市加茂
戦後80年の節目に合わせた企画展が、加茂市加茂の市民俗資料館で開かれている。長岡空襲で投下された焼夷弾の一部や防空頭巾、銃後の女性たちの姿をとらえた写真などを展示し、戦禍の生々しさと当時の社会情勢を伝えている。5月31日まで。
加茂市民からの寄贈品など、所蔵品を中心に約20点を展示した。その一つが、焼夷弾に収められていた「子弾」の一部だ。全長約50センチの金属製の筒状容器で、中に可燃剤が詰まっていた。長岡空襲では大量の焼夷弾から無数の子弾が飛び散り、街を焼き尽くし、多くの命が奪われた。
長岡戦災資料館(長岡市)の協力を得て、地面に突き刺さった子弾が確認できる写真も掲示した。
女性たちを取り巻...
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